高血圧の誘因

　高血圧の誘因といわれているのは、日常生活（塩分(ナトリウム)の摂りすぎ）と遺伝の不摂生です。
 
塩分(ナトリウム)の摂りすぎ

　よく「塩分を摂りすぎると高血圧になるよ！」という言葉を耳にしますね。

　食塩の主成分は塩化ナトリウムなので、この塩分を摂りすぎると、高血圧の原因になってしまいます。

　塩の成分で血圧をあげる原因になっている成分はナトリウムです。体の中にナトリウムが増えると、交感神経・脳神経の反応が高くなって、血圧を上げます。

　また、塩辛いものを食べると喉が渇きますよね。喉が渇くので水分を多くとるようになります。すると、血液中の水分が多くなって、血液の量が増えます。血液が増えると、血管の内圧が上がって血圧が上がる(高血圧になる)ということです。

遺伝

　高血圧の原因として遺伝子と高血圧の関係性はまだ全てが解明されているわけではありません。しかし、高血圧になりやすい体質というものがあって、その体質が親から遺伝するということが分かってきました。

　だいたい両親とも高血圧の場合は、子供が高血圧になつ確率は約６０％となり、片方の親だけが高血圧の場合は子供が高血圧になる確率は約３０％です。

　両親ともに高血圧ではない子供が高血圧になる確率は５％なので、この確率からも高血圧の原因として遺伝が大きくかかわっているということが分かりますね。

　高血圧の原因で遺伝的なもの以外は日常生活の不摂生を改めることで改善したり克服することができます。できるだけ高血圧の原因となることをなくすようにしませんか？